公益社団法人 全国出版協会
月刊誌・週刊誌ともに1997年をピークに、24年連続でマイナス。コミックスは手堅いが、定期誌はほぼすべてのジャンルがマイナスとなるなど厳しい。休刊点数が創刊点数を上回り、総銘柄数は15年連続で減少。グッズ付録つき雑誌や人気アイドルが登場した号など、単号売れの傾向が顕著となっている。
週刊誌はインターネットやスマホの普及で情報を得るスピードが格段に速くなり、速報性でもWebメディアにかなわなくなっている。ほぼすべてのジャンルが1割近く減少し、21年は800億円台とピーク時(95年=4,075億円)の5分の1程度にまで縮小している。
ムックも97年をピークに減少基調。06年に大きく落ち込み11年以降11年連続のマイナス。新刊点数も13年(9,472点)をピークに抑制傾向が続き、21年は6千点に迫った。返品率は4年ぶりに上昇。ムックの新企画が減少する一方で、定期誌として休刊した雑誌がムックに移行する例が目立つ。