公益社団法人 全国出版協会
【講師】一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC) 理事長 近藤 敏貴氏
出版業界はいま、将来を決める岐路に立っています。
紙の出版物は96年をピークに縮小が続き、雑誌の大量生産大量流通を前提に組み立てられた出版流通は、その維持継続が大きな課題となっています。
書店の収益性も悪化しており、出版文化の発信拠点としての役割も損なわれています。
一方、読者にとっても、デジタル化の加速度的進行によって、娯楽や情報を得る手段が大きくネットにシフトし、
本や雑誌の存在が薄れつつあります。とはいえ、私たちが信じるところは、読書の価値は不変であり、出版産業の崩壊はすなわち「知性」の危機である、ということです。
こうした中設立30周年を迎え、新しく生まれ変わるJPICが、出版文化産業振興財団として何をなすべきかこれからの読書と出版産業の未来を見据え担うべき使命と業界発展への提言についてお話しいただきます。
奮ってご参加ください。
1961年5月生まれ。1986年東京出版販売株式会社(現株式会社トーハン)入社。
2006年取締役に、2018年代表取締役社長に就任、現在に至る。
2021年7月一般財団法人出版文化産業振興財団理事長就任。
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