公益社団法人 全国出版協会
出版業界が渾然一体となって文字・活字文化の日の10月27日から勤労感謝の日の11月23日までの28日間、全国一斉に新たな読書推進キャンペーン「秋の読書推進月間」を開催する。11月3日は文化の日。この日を挟んだ前後1週間は読書週間。今年76回を数えるこの読書週間の主催は読書推進運動協議会。本棚に並ぶ本をイメージする11月1日を「本の日」と制定した「本の日」実行委員会は、日本書店商業組合連合会(日書連)とQRコードを活用した「読書週間×本の日秋の読者還元祭2022」を開催する。図書カードNEXTの日本図書普及、そして業界横断型組織の出版文化産業振興財団(JPIC)が連携し、既存の枠組みを取り払ってムーブメントを巻き起こす。まさに“読書の秋”を盛り上げる一大事業だ。
800を超える応募のなかから選ばれたキャンペーン名称は、「本との新しい出会い、はじまる。BOOK MEETS NEXT」。初日の27日にはオープニングイベントとして紀伊國屋ホールで「本の旅」をテーマに直木賞作家・今村翔吾さんによる記念講演会と児童文学者の角野栄子さんと俳優・作家の中江有里さんの「出会い」をテーマにした対談が用意された。以降、全国各地で開かれる読書関連イベントや書店を巡るスタンプラリー、SNSを活用した「#ハッシュタグキャンペーン」など様々な活動をこの期間に集中させて“読書の秋”を盛り上げる。目的は、多くの書店に訪問する機会の創出と本に縁遠い人に向けた出会いの創成だ。
期間中に書店が掲出するポスターには、スタンプラリーのためのQRコードが掲示され、スタンプを5つ収集するとプレミアムな賞品が当たるキャンペーン応募の権利が得られる。キャンペーンサイトも開設され、全国の書店で実施する独自のイベント情報についても随時アップされる。これは、目が離せない。(加藤)
https://book-meets-next.com